みなさん、お疲れ様です^^
うつ病で休職した方の中にこんな方はいらっしゃいませんか?
- 寝込む時期が過ぎて、少し動けるようになったけど何して過ごしていいか分からない。
- 仕事を休んで会社に迷惑かけてるから、復帰に向けた準備を始めなきゃ!
- 休職中は身体を回復する時期だがら遊んじゃいけない!
そんなみなさんに読んでほしいのが今回の記事です!
この記事を読むことで
「うつでの休職中の適切な過ごし方」
を知ることができます!
結論、私個人の経験から
「休職中でも好きなことしても問題ありません!!」
なんていきなり言われても抵抗がある方が多いと思います。
順を追って解説していきますのでぜひ最後までご覧ください。
うつで動けるようになるのは”〇〇期”から!
休職中の過ごし方を語る前に
うつ病には3つの段階に分けられるプロセスを踏むのはご存知でしょうか?
うつ病の治療は、診断を受けてから回復するまで、一進一退を繰り返しながら、ある程度時間がかかるのが一般的です。
その過程は①急性期、②回復期、③再発予防期の3つの段階に大きく分けられます。
坪井康次 「患者のための最新医学 うつ病 改訂版」 2021
上記のことを踏まえた上で、ここでみなさんに問題です!(デデン!!!)
Q.うつ病のプロセスにおいて、「好きなこと」をやり始めてもいいのは何番からでしょうか?
…答えは②回復期です!
なぜ回復期から好きなことをしていいかを他の段階の過ごし方を説明しながら解説していきます。
①急性期の過ごし方:ひたすらゴロゴロしよう!
①急性期は、気分の落ち込みや不安、イライラ、不眠、食欲の低下などの症状が最も重い時期です。
私の経験から申しますと本当に何もできません!!!
普段、当たり前にやっていた食事や歯磨き、お風呂が
とてもとてもハードルの高いものになります。
特にお風呂に関しては、汚いと思われるかもしれませんが
7日間入れないなんてことがザラにありました…
このように急性期では自分の健康や身なりに気を使うことができなくなるほど動けなくなります。
そんな時に好きなことをするなんてもってのほかです。
この時期で大事な過ごし方は
「何もせず、家でゴロゴロする」です。
実はこれが意外に難しくて
横になってじーっとしてても、頭の中は
「自分が仕事休んで職場は慌ただしくなっていないかな?」
「休職前のつらい記憶が出てきてしまう」
「この先、自分はどうなってしまうんだろう」
といった不安がずっと頭の中にこびりついて、
それを払拭するために何かして気を紛らわそうとしてしまうことが多いです。
そんな時こそベッドや布団、ソファーでゴロゴロするのが大事になってきます。
急性期は「しっかりと休養を取ることが唯一自分ができること」と受け入れて
何もせず、ゆっくり過ごしてください。
その方がうつ病のより早い回復につながるからです。
②回復期の過ごし方:好きなことをしよう!
寝込む時期が過ぎて、日中ちょっとは動けるなぁと感じたら
それは②回復期にさしかかっているサインかもしれません。
通院時に主治医に自身の状態を伝えて
自分が今、回復期に入ったか確認をしてみると良いでしょう。
回復期の特徴
回復期は、調子が良くなった!と思いきや
少し調子がが落ちてきた…といった
うつの症状が波のように上がったり下がったりを繰り返しながら
少しずつ回復に向かっていきます。
調子のよい日が続くと、どうしても復職を焦ってしまいますが
それはちょっと待ってほしいです!!!
それは治ったのではなく、
先述した通り、症状の波のいちばん高いところにいる状態の可能性が高いです。
そこで焦って復職してしまうと
また調子が下がってしまったときに、仕事による疲れやストレスが重なって
症状が悪化してしまう恐れがあります!
ですので、いったん復職に踏み切るのはストップして
主治医のGOサインを待ちましょう。
好きなことをして無理なく生活リズムを改善!
この時期のおすすめな過ごし方は
「好きなことやってみる」です。
なぜかというと、
昼間の活動時間を増やしたり、体力回復につなげたりすることで
自然と生活リズムを整えることができるからです!
私の場合は、好きなものが分からなくなるぐらい
症状が進んでいたので最初は何をしていいかわからなかったのですが
幼いころ、兄には買い与えられていて私は買ってもらえなかったゲームや
アクリル画などの絵を描くこと、
学生のころハマっていた手芸、
気になっていたけど忙しすぎて忘れていた音楽編集の勉強など
幼いころにやりたかったけどできなかったことや
興味はあったけどいつの間にか忘れていたことをあれこれ試しました。
私がいちばんしっくり来たのはゲームでした。
なぜかというと、やれば時間は早く過ぎるし、
体力もないので夜遅くまでやりすぎることなく
1時間~2時間ぐらいで自分から終われたからです!
このように、みなさんもささいなことでもいいので
好きなものを見つけて過ごしてみてはいかがでしょうか?
これだけは注意してほしいこと
ただし、注意点があります。
それは遠出を伴った旅行です。
遠出を伴う旅行は自宅とは全く違った環境になるため過度なストレスを感じやすく、
かえってうつの症状がぶり返してしまう恐れがありますので
まずは自宅でできる好きなことを探してみましょう。
まとめ
今回の記事を読むまで、
休日中の過ごし方について悩んでいた方も多いのではないでしょうか?
それでは、もう一度休職中の過ごし方についておさらいしましょう。
- うつ病の急性期は「何もせず、家でゴロゴロする」
- 回復期に入ったら、自分の好きなことをして「自然と生活リズムを整える」
この記事を通して、うつで休職中の方に少しでも心地よい過ごし方のヒントを与えられたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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