みなさん、お疲れ様です(^^)
うつ病で就労支援員のShasanです。
みなさんの中には
「自分って本当にうつ病だけなんだろうか?」
「うつ病と併発している疾患ってどうやって調べるの?」
という方もいらっしゃると思います。
私も定期通院の中で、
度々自分の生きづらさを相談する中で
主治医と他の疾患があるかもしれない
という話になり、うつ病とは別の疾患を
探ることになりました。
その結果、2024年11月に
「境界性パーソナリティ障害」
と診断された私が
今回はその診断に至るまでに受けた
心理検査3つを振り返ってみたいと思います!
この記事を読むことで
うつ病と併発している精神疾患を
どのような過程で見つかったか、
その他どんな疾患を併発している
可能性があるかが知れたかが
分かります!
できるだけわかりやすく
解説していますので
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
心理検査を受けるきっかけとなった出来事
2024年7月頃に心の調子を崩し、
仕事において
「私は見捨てられるのではないか」
という不安から希死念慮に陥り、
職場で大号泣しながら
定着支援でお世話になっている
リワーク施設のスタッフに連絡したことがきっかけでした。
その後すぐに
心療内科を臨時受診をし
主治医から
「うつ病と併発している精神疾患がないか調べてみたい」
との申し出があって、そこではじめて
心理検査を受けることを提案されました。
実際に受けた心理検査3つ
ここからは3回に分けて受けた心理検査を
3つをご紹介します!
1. 『AQ』
AQとは、
Autism-Spectrum Quotient(自閉スペクトラム指数)
の略で、
成人の自閉スペクトラム傾向を測定するための
ペーパーテストです。
イギリスの心理学者である
サイモン・バロン=コーエンらによって開発されました。
自閉症スペクトラム障害(ASD)や
その傾向を簡易的に評価することを目的とした
テストになります。
構成としては、50問の質問があり
5つの領域(社会的スキル、注意の切り替え、
詳細への関心、コミュニケーション、
想像力)について評価します。
このテストはあくまでも
診断の補助的材料であることから
必ずしもこのテストの結果で
自閉症スペクトラム障害の
診断が下りるわけではないとのことです。
このテストで私は
50点満点中43点という数字を
叩き出したため、
最初は
「ASDの傾向がかなり高い」
と主治医から言われました。
しかし、このテストだけでは
判断ができないとのことから
次に紹介する
『PARS-TR』という
心理検査を受けることになりました。
2.『PARS-TR』
PARS-TRとは
子どもの不安障害の症状を
保護者が報告する形式で評価する尺度です。
TRは改訂版(Test Revised)を指します。
なぜ、子どもの不安障害を評価する
PARS-TRでASDの傾向を調べる際に
使用されるかというと
自閉症スペクトラムの子どもは、
不安障害を併発することが多いとされています。
PARS-TRは不安症状を詳しく評価できるため、
ASDに関連する不安の程度を
把握するのに役立つからです。
また、PARS-TRは保護者が回答する形式なので、
子どもの日常生活での行動や反応を
より客観的に評価することができます。
ASDでは子ども自身が自己評価を
苦手とする場合があるため、
保護者の視点が重要です。
私がPARS-TRを受けた理由は
子供の頃にASDの傾向があったかを
養育者(私の場合は母親)
の客観的な視点から評価するためだと
主治医から説明を受けました。
その結果、
AQとは真逆の結果が出たのです!
主治医はどういうことか
さらに調べるために
次に紹介する
『投影法』の検査を
受けることを提案しました。
3. 『投影法』
投影法とは
無意識の心理状態や感情、性格特性を
明らかにするための心理検査です。
具体的な質問ではなく、
曖昧な刺激(絵や文章など)を提示し、
自由に反応してもらう方法です。
私が受けたのは、投影法の中の
ロールシャッハテスト
という、20枚のデカルコマニーの技法が
用いられたインクのシミ(インクブロット)
の紙を見て自由にイメージを答えるというものでした。
このテストによって、
私はASDではなく
境界性パーソナリティ障害(BPD)
と診断されました。
主治医からは、
このテストの結果を受けて
「私の周りの人の認知と
私の認知に大きな差があるかもしれない」
とおっしゃっていました。
それと同時に
今後、心理療法を受けることを勧められ
周りの物事に対する認知と
私の認知の差を縮めていく作業が
必要とのことでした。
これ以上の結果の報告は、
今後の心理療法に影響しかねないとのことで
伝えることができないと言われました。
結果を受けての私の考え
結果を受けて、
「私の生きづらさはこれだったのか!」
という原因がわかってスッキリした気持ちと
「パーソナリティの障害なの?
個人的にはASDっぽい気がしたけど…」
というピンときていない感じの両方がありました。
しかし、帰宅後すぐに
境界性パーソナリティ障害に関する
書籍を複数読んで、
「これがそうなのか…」
と納得する部分もありました。
どちらにせよ、
これから私の生きづらさの原因を
深掘りするためのヒントが見つかったことで
自分の特性や価値観、自己理解が進むことを期待して
ちょっとワクワクしている自分がいます(≧∀≦)
今後の心理検査を通して
さらに自己理解に努めようと
意欲も湧いてきていて
宙ぶらりんだった自分に
少し触れることができた気がしました☆
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事を下にまとめてみました!
- AQ(自閉スペクトラム指数)
→「ASDの傾向がかなり高い」と言われる - PARS-TR
→「AQとは真逆の結果」との報告 - 投影法(ロールシャッハテスト)
→「境界性パーソナリティ障害(BPD)」と診断 - 診断を受けて…
→ピンと来ない反面、
自分の生きづらさの原因のヒントが見つかった!
→これから受ける心理療法に期待!
今回のように、
自分では〇〇と思ってたけど、
実は違ったということがありますので
自分の診断に疑問に思った方や
うつ病の根本となる原因がわからない方は
一度、主治医と相談したり、
セカンドオピニオンを受けることを
検討してみてもいいかもしれませんね♪
今回の記事が
誰かの生きづらさのヒントになりますように…
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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