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【うつ病罹患記】風呂キャンセル時の対処法5選!克服できた方法も伝授!

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【うつ病罹患記】風呂キャンセル時の対処法5選!克服できた方法も伝授! うつ病

みなさん、お疲れ様です。

突然ですが、みなさんは

風呂キャンセル界隈

という言葉を聞いたことがありますか?

この言葉は2024年4月30日、X(旧Twitter)でトレンド入りしたワードで
お風呂に1日入らなかったら
次の日のお風呂で髪を2度洗うことになるという話から
お風呂の代替商品の話題、
精神疾患等でなかなかお風呂に入れない現実など
様々な方面に話が発展したワードでした。

実際私もうつ病で休職している際に
お風呂に関してずいぶん苦労した張本人です(笑)

ということで今回は

お風呂に入れない時にやったこと5選と克服できた方法

をご紹介します!

この記事を読めば、
なぜうつ病になるとお風呂に入れなくなるのか
入れない時の対処法を
私のリアルな経験から学ぶことができますので
ぜひ最後までご覧ください。

そもそも何で入浴できなくなるの?考えられる原因3つ

原因① うつ特有の億劫さ

まず1つ目の大きい原因として

うつ特有の億劫さ

が挙げられます。

うつ病の精神症状の中には
不安、イライラ、悲しさ、憂鬱さといった
感情面の症状」のほかに

集中力の低下、記憶力の低下、誰とも会いたくないなどの
意欲・行動面の症状」があります。

その中に今回該当する症状は

何をするにも億劫だ

という症状が、
うつの方のお風呂に入れないという現象を引き起こしています。

これは俗にいう「怠け癖」や「だらしない」といった
個人の性格ではなく、
うつ病という「病気の症状」であることを強くお伝えします。

ですので、お風呂に入れないのは
あなたのせいではありません。

「病気」がそうさせているのです。

原因② 工程が多い=億劫さを生む!?

うつ病でお風呂に入るのが億劫と感じる原因として

工程が多い」ことが挙げられます。

一言で「お風呂に入る」といっても
お風呂に入る前と後を含めると
実はかなりの工程があります。

  1. 着替えの準備
  2. 湯船に水を張る
  3. 脱衣
  4. シャワーを浴びる
  5. 身体を洗う
  6. 入浴
  7. 拭き取り
  8. 着衣
  9. ドライヤーで髪を乾かす

ざっと挙げただけでも9つもの工程があります。

この工程の多さがうつ病の方にとって
お風呂=ハードルが高い行動=億劫と感じてしまう原因となっています。

原因③ 「お風呂は毎日入るべき」という現代の固定概念が苦しくさせる

うつ病でお風呂に入れない人が陥りやすい考え方として

  • (うつになる)前は毎日入れたのに…
  • 毎日お風呂に入らない=汚い
  • 昨日もお風呂に入れなかった…なんて自分はダメなんだ

といった内容が挙げられます。

その根底には

お風呂は毎日入るべき

という現代の固定概念があります。

この固定概念が実はうつ病でお風呂に入れない方を苦しくさせています。

うつ病の方でお風呂に入れない方の思考を下の画像にまとめています。

うつでお風呂に入れない人の思考

このように失敗体験が自己否定につながり
それがお風呂へのプレッシャーを生んで
また失敗体験を重ねるという負のスパイラルに陥ってしまいます。

また、うつ病の方は思考の幅が狭いので

身体を清潔にする行為=お風呂「だけ

と思い込んでしまう為、
よりいっそうお風呂に対する意識が向いてしまい
お風呂に入りづらくなってしまいます。

私の「お風呂に入れない」体験

私がうつで休職している時、
最大で7日間お風呂に入れませんでした。

気が向いた時に着替えの準備まではできたものの
どうしてもお風呂に対して気が向かず
何日も洗濯機の上に私の着替えが置かれた状態が続きました。

通院や美容室など
どうしても出向かなければならない用事がある時は
予約の時間ギリギリまで粘り
なんとかお風呂に入っていました。

そうやって入ったお風呂に対しても
「やっと入れた!」という達成感はなく
どっと心身共に疲れてしまい、
お風呂の度に毎回ストレスを感じていました。

正直に言うと、復職・転職した現在でも
精神の状態が悪いとお風呂になかなか入れずに
仕事に間に合うギリギリまで自分の気持ちと格闘する時があります(笑)

「これではいかん!」と思い
どうしたら億劫さを乗り越え、ストレスなくお風呂に入れるか
いろいろ試したことを下記で紹介します。

【実録】お風呂に入れない時にやったこと5つ!

1. まずは着替えを置く

私が休職中にやった取り組みとして、
脱衣所に着替えをとりあえず置いてみる」です。

うつ病の症状は波のように調子が上がったり下がったりします。
ということは、いつ何時「お風呂に入れそう!」となるかわかりません。

そんな時に、先ほど記述したお風呂の工程9つが立ちはだかります。
その工程を1つでも先回りして緩和するという作戦です!

効果としては、実質的な問題の解消には至っていないものの
いざ「お風呂に入る!」となった時に少し安心感があるように感じました。

2. デオドラント商品を活用する

「1〜2日お風呂に入っていないけど、ちょっとコンビニ行きたい…」

そんな時に私が活用したのがデオドラント商品(制汗剤など)です。

私の経験上、かなりの汗をかかない限り
1〜2日ほど風呂に入れなくても意外にバレませんでしたが、
とはいえ日中の暑さや運動の後は
どうしても臭いが気になり、外に出るのがとても不安でした。
でもお風呂には入れない…

そこで私が試した商品をご紹介します!

「SEA BREEZE」 シリーズ

誰もが中学・高校時代にお世話になっていた
SEA BREEZE(シーブリーズ)」を最初に試しました。

SEA BREEZEには様々な製品がありますが、
私がお世話になったのは
フェイス&ボディシート」と「デオ&ウォーター」です。

特に汗ばむ箇所や臭いが気になる箇所(首周り・脇・胸など)は
フェイス&ボディシートを使い、
汗がかきにくい箇所は「デオ&ウォーター」を使っていました。

香りは「せっけん」を好んで使用していたのですが
お風呂ほどではありませんが
程よい清涼感といい香りでスッキリした感覚になったことと
自分の清潔感が少しでも満たされたことで
ちょっとした自信にもなりました。

「innisfree ノーセバム ミネラルパウダー」

次に使用したのが
innisfree ノーセバム ミネラルパウダー」です。

この商品を知っている方は
「え? なんで韓国の化粧品?しかもフェイスパウダー?」
と思った方もいるかもしれません。

これはたまたまですが、私がまだ大学生の頃
かなりのK-POPオタクだったこともあり
韓国の化粧品の情報をSNSで探していた際に
この商品の意外な使い方として

ベタついた髪にこの商品を軽く振って手櫛で馴染ませるとサラサラになる

というのを紹介した動画を見たのを休職中のある日突然、

これだ!

と思い出して使用してみたところ、
1〜2日経った油分の多い髪がサラッサラになり、
感動したのを今でも覚えています。

使い方の注意としては
多くかけすぎると逆に髪がキシキシしてしまうので
少しずつ髪にかけて馴染ませていくのがコツです。

3. 下着だけでも変える

私がお風呂に3〜4日入れなかった時は
下着だけでも変える」ことを心がけていました。

下着だけならトイレに行ったついでに
サッと変えることができるので
億劫さがある日でも苦ではありませんでした。

女性であればパンティライナーを使うと
手軽に交換できるので
私にとっては億劫さが特に酷い時の救世主でした。

4. お風呂に入る時間帯を変えてみる

これは休職中に限らず、
復職・転職した現在でも行なっている工夫ですが、
うつ特有の億劫さがある時に
「今日の夜は入浴しなきゃ!」
と一度決めてしまうと
うつ病の多くの方が持つ特徴である

「〇〇しなければならない」

という『べき思考』が達成されなかった場合、
気分や感情の落ち込みにつながってしまう恐れがあります。

なので、今までお風呂のタイミングが夜派だった方は
一度朝方に入ってみたり
逆に朝派だった方は夜に入浴してみたりと
自分に合った比較的入りやすいタイミングを探してみるのもアリです!

ちなみに現在の私は
仕事から帰ってきて夕飯を食べる前に
メイクを落とす流れでお風呂に入ったほうがストレスが少なく、
メンタルに負担のないタイミングだということに気づいてから
お風呂に対するハードルがぐんと下がりました!

5. 入浴時 または 入浴後の楽しみを作る

せっかく億劫さを打破してお風呂に入ったのに
入浴後に心身ともにクタクタだと
次回の入浴になかなか繋がらない…

休職中にそう思った私は
あえてお高めのボディソープ
いい香りがするボディクリームなどを購入し

お風呂上がりにウキウキな気分リラックスできるように
工夫してみました。

冬場はボディクリームを使い、
夏場は先ほどご紹介したデオドラント商品を使用したりと
季節で工夫するのも少しずつ楽しいと感じ
お風呂に対する億劫さをちょっとでも楽しさに変えられるよう
お風呂のマンネリ化を防いでいました。

もちろん、リーズナブルなボディソープやクリームを
あれこれ試してみるのもアリですよ。

最終的に克服できた!? 復職した現在のお風呂事情

復職した現在でも、気分の落ち込みや体調があまり良くない時

「お風呂入るのきついな。」

と思う時があります。

しかし、先述した5つの行動のうち

1. まずは着替えを置く
4. お風呂に入る時間帯を変えてみる
5. 入浴時 または 入浴後の楽しみを作る

をうまく活用しながら
なんとかお風呂に毎日入れています。

そして入浴に対して向き合った時や
きつい時にお風呂に入れた時は

最大限に自分を褒めます

「お風呂入れるメンタルじゃないって気づけただけでも自分のこと知れてるじゃん!いいね〜」

「どうしたら風呂入れるか考えるだけでもえらいじゃん!すごいすごい!」

「風呂入れたとかまじ今日のメンタル神じゃん!? (いい意味で)私ヤバすぎ!!!」

といった感じで「できたことにフォーカスすること」を大事にしています。

そうやって入浴できないことに対するネガティブイメージを
ちょっとずつ反転させていくと心もだんだん軽くなりますよ(^^)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はうつ病でお風呂に入れない原因と私の実体験による対処法をご紹介しました。
おさらいとして下のリストにまとめましたので振り返ってみましょう!

うつ病でお風呂に入れない原因
  • うつ病の精神症状の中でも意欲・行動面の症状に部類される
    何をするにも億劫だ」という病気の症状
  • お風呂の工程の多さがうつ特有の億劫さを生む
  • お風呂は毎日入るべき」という現代の固定概念が苦しくさせている
私の実体験による対処法
  1. まずは着替えを置く
  2. デオドラント商品を活用する
  3. 下着だけでも変えてみる
  4. お風呂に入る時間帯を変えてみる
  5. 入浴時 または 入浴後の楽しみを作る

この記事を読んでくださった方の
入浴ライフが少しでも楽になりますように。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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