みなさん、お疲れ様です(^^)
うつ病罹患者で就労支援スタッフのShasanです!
「うつ病と病院で診断されたものの、
職場の環境的に仕事を休むのは申し訳ない…」
と思っている方はいませんか?
私もうつ病と診断された後も
「私のせいで仕事に穴をあけるのは嫌だ!」
との思いから、2ヶ月ほど勤務を続けていたので
その気持ち、痛いほどわかります。
そこで今回は、私個人の経験を基に
うつ病の診断から休職までの流れを独自解説します!
うつ病と診断されても
なかなか休職に踏み出せない方の
あと一歩を後押しするような内容ですので
ぜひ最後までお付き合いください(^^)/
うつ病診断から休職までの流れ
一般的なうつ病の診断から休職までは
下の図のような流れになっています。
原則、休職の診断書に記載の日付の
翌日から休職することができますが、
従業員が50名以上の会社ですと
産業医が企業についている場合があり、
産業医面談を行った後に
休職する流れになることがほとんどです。
産業医面談を行う理由として
- 休職理由が適正かどうかの判断
- 休職時の心身の状態の把握
- 休職時の過ごし方のアドバイス
が挙げられます。
主治医の見解と産業医の見解を合わせて
人事部が休職期間を決める参考にしたり、
休職する本人の不安軽減のための
話を聞いたりする場なので
ぜひ、面談の機会を活用しましょう。
うつ病と診断された時の私の判断
私がうつ病と診断されたのは忘れもしない、
2021年6月25日です。
この日の約1ヶ月前に初めて心療内科に電話して
「初診まで1ヶ月待つことになりますが、よろしいですか?」
と絶望の宣告をされて、
でも背に腹は変えられないとの思いから
承諾してやっとやっとの思いで
待ちわびた6月25日でした。
初めは主治医に
- 簡単な経緯(近況)を説明して
- どのような症状が出ていて
- 具体的にどんな経緯があったのか
を事細かに話しました。
すると主治医から
「中等度のうつ状態」と診断されました。
この時、主治医からは
「今すぐにでも診断書を書いて休職すべき」
と言われましたが、
当時の私は中間管理職だったこともあり
『私が休んだら現場に迷惑がかかってしまう』
と思い込んでいました。
そのため、私は主治医に
「休職は避けたいので、服薬と通院でどうにかなりませんか?」
とお願いしました。
すると、主治医は渋々承諾し、
その代わりに週1回の通院を約束しました。
診断後、地獄の2ヶ月が始まった
初診後、2ヶ月ほど勤務を続けたのですが
この期間がいちばん地獄でした。
主治医からは
「処方した抗うつ薬は3週間ほどで効いてくる」
と言われ、そこでまず
「こんなに苦しいのにあと3週間も待つの!?」
と、メンタルをどん底に叩きつけられました。
そして薬が効いてくる間、私に
薬の副作用
が襲いかかってきました。
いろんな副作用の中でも、
特にいちばん酷かった症状は
「口の渇き」です。
朝起きてから夕飯後に服薬するまで
ずーーーーーーーーーーっと
口の中が乾いていて
どんなに水を飲んだり
スポーツドリンクを飲んだりしても
すぐに渇きを感じるほど
常に不快感を感じていました。
薬が合っていないんじゃないかと思い、
主治医に相談しましたが、
「薬が効いてくると
副作用がだんだんなくなってくるから
それまでの辛抱です。」
と言われてしまい、
約1ヶ月ほどその不快感を我慢して
過ごしていました。
また、薬が効くまでの間にも
うつ状態が進行していたのか、
従業員ともまともに喋れず、
一人で作業する仕事に代えてもらっては
毎日泣きながら業務をこなしていました。
そんな私を見かねた○○の行動!
毎日出勤しては
従業人にまともな指示も出せず、
一人で泣きながら仕事をする姿を見ていた
私の部下が、ついに本社の上司に
「Shasanさん、最近眠れてないみたいですよ」
と報告したのがきっかけで
ようやく会社が動いてくれました。
人事部の課長と面談を数回重ねて
ことの経緯を説明し、
深刻に捉えた課長から
「Shasanさん、産業医面談を受けましょう。」
と提案されました。
「産業医面談」を受けて遂に
人事部からの提案を受けて約1週間後に
産業医との面談がありました。
面談の内容として
- 現在出ている健康面の問題
- 服薬の内容や主治医の診断内容
- 性格診断テスト
がありました。
産業医の懸念として
- 睡眠時間が2時間未満
→通勤時の運転が飲酒運転と同等の危険性
→睡眠障害の疑い - 性格診断テストによる現職の不適合
が挙げられました。
睡眠に関しては
うつの症状が落ち着いた頃に
睡眠外来への受診を受けることを
指示されました。
(その場で紹介状も書いてくれました。)
そして最後に言われたのが
「至急、休職の診断書を貰ってきてください」
でした。
産業医から見ても
このまま勤務し続けることは
私自身にとっても
会社にとっても悪影響だと判断されました。
翌日、心療内科に電話したところ
次の通院時に診断書がもらえることになりました。
診断書を貰って会社に提出したところ、
2日後には休職することになりました。
当時を振り返って今思うこと
当時を振り返って一万に思うことが
「あんな苦しい思いをするなら
早めに休職しとけば良かったな」
です。
自分に鞭打って
初診から約2ヶ月勤務していた時の
あの心身共につらかったことを思い返すと
今でも「早めに休んでおけばなぁ」と
つくづく感じます。
また、初診から休職までの2ヶ月の間
一人で抱え込んでいたことも
今となっては
『もっと誰かに相談していればなぁ』
と思うことがあります。
とはいえ、あの頃は私以外は上司も部下も
周りはみんな敵だと考えていたので
相談する勇気もなければ
誰も信用することができなかったので
あの孤独感の中、人を信じたり
相談したりすることが難しい時に
私の部下のようなそっと動いてくれた存在に
感謝しないとなぁとも思いました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回のポイントを下にまとめてみました!
- 原則、休職の診断書に記載の日付の
翌日から休職することができる - 産業医が企業についている場合は
産業医面談を行った後に休職する流れになる - 産業医面談を行う理由
- 休職理由が適正かどうかの判断
- 休職時の心身の状態の把握
- 休職時の過ごし方のアドバイス
- 初診で聞かれること
- 簡単な経緯(近況)を説明して
- どのような症状が出ていて
- 具体的にどんな経緯があったのか
- 産業医面談で聞かれたこと・やったこと
- 現在出ている健康面の問題
- 服薬の内容や主治医の診断内容
- 性格診断テスト(企業による)
- 私の経験を基にしたアドバイス
- 体調が悪化する前に早めに休職すること
- 自分のために動いてくれる周囲の人を大切にし、
感謝すること
休職にあたって
初診から診断書をもらうだけでなく
上記のような流れがあることを知っているだけで
心の準備が整うと思いますし
そして何より
「絶対に無理せず、早めに休職すべし!」
と経験者として強くお伝えしたいです。
この記事で少しでも
休職に踏み切れない方の一歩に
繋がりますように…
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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