みなさん、お疲れ様です(^^)
うつ病で就労支援員のShasanです!
みなさんの中には
「毎日がストレスフルで悩みが絶えない…」
「なぜ私はいつも疲れてしまうんだろう?」
といった悩みを抱えている方はいませんか?
そういった方々に今回ご紹介したいのが
「ポリヴェーガル理論」です!
聞いたことがない方が多いと思いますが、
この理論を知ることで
みなさんの悩みに対する見方が
ちょっとずつ変えることができます(^^)/
難しい用語が多いと思いますが、
出来る分かりやすく解説していますので
ぜひ読んでいただけると嬉しいです♪
ポリヴェーガル理論とは?
ポリヴェーガル理論(Polyvagal Theory)は、
神経科学者スティーブン・ポージェス(Stephen Porges)
が提唱した理論で、
私たちの自律神経系が
どのようにストレスや安全感に応じて
反応するかを説明するものです。
特に、社会的なつながりや
ストレス反応に関与する
迷走神経(Vagus Nerve)に
焦点を当てています。
この理論は、従来の
「闘争・逃走反応」に基づく
理解を超えて、より複雑な
自律神経のメカニズムを説明しています。
迷走神経とは
迷走神経とは脳から体のさまざまな部分に信号を送る
重要な神経のことで、体内で「情報の高速道路」のような
役割を果たし、心臓、肺、消化器官などに影響を与えています。
また、迷走神経は心と体をつなぐ
「リラックスのスイッチ」のような神経なので
深呼吸やリラックスすることで、このスイッチをオンにして、
体を元気に保つことができます。
闘争・逃走反応とは
闘争・逃走反応は、ストレスや危険を感じたときに、
体が自動的に準備を整える本能的な反応のことです。
この反応は、自律神経系の交感神経系が
働くことで引き起こされます。
目の前の危機に対して「戦う」か「逃げる」かを選び、
身を守るための行動を取れるようにする仕組みです。
ポリヴェーガル理論を知ったきっかけ
私がポリヴェーガル理論について
知ったきっかけは
就労定着支援でお世話になっている
リワークのスタッフの方との
面談でのことでした。
私はもともとショートスリーパーなのですが、
それにしても2時間睡眠が続いているという
話から、スタッフの方が
「Shasanさんは情報をキャッチするアンテナが
いつも張っていて、
リラックスできていないかもしれないですね。」
と言われ、続けて
「自律神経の交感神経が
優位になっている時間が長いのかもしれないので
ポリヴェーガル理論とか勉強するといいかも!」
と教えてくださいました。
その日、自宅に帰ってから
ネットで書籍をまずは1冊購入してみようと
下の本を購入しました!
さっそく書籍を購入!しかし…
リワークのスタッフからは
「分厚めの本があるから、それがおすすめ!」
となんともアバウトな情報があり調べたところ
下の本がヒットしました!

電子書籍版を購入し、
早速50ページほど読んでみたのですが…
「うぅ…む、難しい!!!」
となってしまいました。
というのも、著者は
1994年にポリヴェーガル理論を提唱した方で
原文が英語ということもあり
専門的な言葉が多く、
全く知識がない私には
不向きでした…
きっと素晴らしい書籍だとは思いますが
私にはまだ早いと考え、
次に下の書籍を購入しました!
気を取り直してもう1冊!
調べた段階で気になっていたのが
下の本で、『やさしくわかる』
という文言に惹かれ
望みをかけて購入!

こちらも電子書籍版を買って
即読んでみたら、最初の印象が
「わかりやすい!読んでて苦にならない!!!」
でした(^_^;)
1冊目で挫折した私からすると
カラーでところどころ線が引かれて
太字で大事なところが書かれていたりするのは
とっても助かりました!
著者は臨床心理士の方で
その方が心療内科などの現場で
「その人の体が整うと、体にエネルギーが戻り、
吉里恒昭 2024 『「ポリヴェーガル理論」がやさしくわかる本 イライラ、不安、無気力、トラウマ……負の感情がラクになる』
脳の状態が整って、結果的に心が回復してくる」
ということがよく起こるそうで、
その際にポリヴェーガル理論を
ベースにした考え方を通して
「心と体の関係性」や「メンタルヘルスの回復」を
説明するそうです。
本の最初も
「悩みをこじらせてしまう人の共通点」
と、理論の説明をするのではなく、
私たち読者の悩みベースから入っていくのも
お気に入りポイントです♪
いちばん心に残ったポイント
個人的に一番心に残った箇所は
問題からいったん離れてみて、体がリフレッシュされてからもう一度振り返ってみると、違った角度からその問題を見ることができる、という経験は、多くの人がしたことがあるでしょう。 私はこの現象を「問題の解決」ではなく「問題の解消」と表現することがあります。
吉里恒昭. 「ポリヴェーガル理論」がやさしくわかる本 イライラ、不安、無気力、トラウマ……負の感情がラクになる (p.107). 株式会社日本実業出版社. Kindle 版.
です!
私たちは普段、悩みや問題を抱えてしまうと
どうしても「解決」しようとしてしまいがちですが、
その視点でアプローチすると
どうしても自分の置かれている状態を
『ジャッジ(善悪と判断)』しがちです。
しかし、ポリヴェーガル理論では
それをジャッジするのではなく、
問題を抱えている自分を観察し、その状態を知り
今必要な安心かつ安全である状態なってから
問題を見つめなおすということが大事だと
気づくことができました!
読了後の変化
読み終えてから実感した
私自身の変化として
自分の置かれている状態が
今どのような状態なのか
俯瞰してみる癖がつき、
その状態になっている自分を
責めたり、憂いたりせず
「今私の身体はその状態になることで
自分を守っているんだな」
と考えることができるようになりました。
今後は次のステップで
「その状態はそのままで、
より安心・安全な心と体の状態を取り入れる」
を目標に取り組んでみたいと考えています。
どのように生活に取り入れるか?
現在は上記した通り、
自分の状態を整える為に
ポリヴェーガル理論を取り入れていますが、
コミュニケーションにも取り入れることが
出来るそうなので、
自分の状態を整えつつ、
対話する相手の状態を整えられるような
コミュニケーションの取得を目指したいと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事を下にまとめてみました!
- ポリヴェーガル理論は、私たちの自律神経系が
どのようにストレスや安全感に応じて反応するかを説明するもの - 「解決」しようとしてしまいがちな問題を
『ジャッジ(善悪と判断)』するのではなく、
問題を抱えている自分を観察し、その状態を知り
今必要な安心かつ安全である状態なってから
問題を見つめなおすということが大事 - 自分の置かれている状態を俯瞰してみる癖がつき、
「その状態になることで自分を守っているんだな」
と考えることができるようになった! - ポリヴェーガル理論は
コミュニケーションにも取り入れることが出来る
→自他共に状態を整えられる
この記事を通してみなさんのストレスに対する
向き合い方にちょっとした変化が与えられますように…
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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